“こもれびこども教室”が
支援できるお子さまADHDのお子さま
ADHDのお子さまに見られる
主な行動
- 順番が待てない
- 質問が終わる前に話し出す
- 静かな遊びができない
- 遊びが続かない。飽き性である
- ケアレスミスが多い
- 落とし物や物をなくすことが多い
- 静かにしなくてはならない場面でも、
おしゃべりをやめられない - 許可なしに授業中に
席から離れることが多い - 整理整頓が苦手
- 同じ失敗を何度も繰り返してしまう
上記の行動に対して、全てではなくともいくつかの行動のみに該当する場合もございます。
ADHDとは
ADHDは「Attention Deficit Hyperactivity Disorder(注意欠如多動性障害)」といい、「不注意」「落ち着きがない(多動性)」「よく考えずに行動する(衝動性)」という三つの特性があります。また、ADHDにはこの特性に加えて、ほかの障害を併せ持っている場合や衝動性や多動性が目立つタイプ、多動性はないのに不注意が目立つタイプ、三つの特性を併せ持つタイプなど様々なパターンがあります。
上記のチェックリストの項目などをご覧いただくと、多かれ少なかれほとんどの子どもが該当するようなものです。ここで注意しなければならないことは、この行動特性は軽微ならば誰にでも当てはまる行動特性であり、この行動特性が同年齢の子どもと比較して非常に顕著であるならば、その子どもは困っているけれどもわざとしているわけでもないにもかかわらず、勘違いされ、幼児期早期から叱られ続けている可能性が高いといえるのです。したがって、できるだけ早くその困難に気づき、叱責ばかりの毎日から解放してあげるような取り組みや工夫が必要です。
教室で行う支援
上記のチェックリストのような困りごとを抱えているお子さまは周りから理解されず、注意や叱責を受けやすい傾向にあるので、まず自分はできるという自信を持てる楽しいこもれび支援ぷろぐらむを行っています。小さな成功体験を積み重ねていくことで自己肯定感を上げていきます。
ルールを決めて行動し守ることにより、衝動性への抑止力を身につけることができるような支援をしています。そして、整理整頓が苦手なお子様も、ワーキングメモリを鍛えるプログラムを行い、脳を活性化することで、少しづつ整理整頓を身につけていき、ケアレスミスや忘れ物などが減るようなサポートをしています。
プログラムの様子
これらはプログラムの一部です。
お子さまに合わせて最適な支援を行います。
折り紙
折り紙を折ることで、視覚から折り方を取り入れ、手先のコントロールと集中力の持続などビジョントレーニングにもつながります。
ラダー
マスを決まったステップで進みながら楽しむラダー遊び。ルールを意識し衝動的な動きを抑制する効果が期待できます。
靴箱の整理整頓
『きれい』の基準を示しながら行う、靴の整理整頓。きれいに並べられたという経験が、自己肯定感を高めます。
参考書籍
発達障害の子ものびのび暮らせる生活サポートブック 幼児編
監修:佐々木正美
出版:すばる舎
お母さんが「コレだけ」は知っておきたい発達障害の基礎知識
監修:宮尾益知
出版:河出書房新社
わたしの気づきが支援の第一歩 インクルーシブ保育へ
監修:伊丹昌一
出版:ちゃいるどネット大阪ブックレット
発達障害のある子のサポートブック
監修:榊原洋一・佐藤 曉
出版:学研