ハワイの保育実情を肌で学んできました!
カテゴリー:保育研修(OFF-JT)
当法人の人材育成プログラム(Teacher Bring Up Program)におけるリーダーからマネジャーへの昇格特典として、平成27年1月10日(土)から15日(木)にかけて、大阪府社会福祉協議会主催の海外の保育実情を肌で学べる海外研修に参加させていただきました。
第40回という節目となる今回の海外研修では、6日間の行程でハワイ・ホノルルを訪問、大阪府下にある31園、41人の先生方と一緒に参加させていただきました。
ハワイにある保育施設「Star Of The Sea Early Learning Center」(スターオブザシー幼児教育センター)と子どもと一緒に遊んで学べる体験型プレイラン「Chidrens Discovery Center」(チャイルドディスカバリー)の2施設を訪問し、視察してきました。
海外の保育施設や保育内容はどのようなものなのか、日本との違いはどんなところなのかという思いで、特に「スターオブザシ―」の訪問を楽しみにしていました。
保育施設「スターオブザシ―」は2歳から6歳までの子ども達を受け入れている施設です。
私達が到着すると、興味津々で人懐っこい笑顔で出迎えてくれた子ども達は、人工芝が敷き詰められた広い園庭に大きな遊具でのびのびと楽しそうに遊び、カトリック校の環境の中、モンテッソ―リ教育プログラムによる幼児教育を受けていました。
教育方針は精神・性格・身体・知性とあらゆる面から教育していくことで、モンテッソ―リ教育の核となる【子どもは自らを成長・発達させる力を持って生まれるので大人はその要求を汲み取り、自由を保障し子ども達の自発的な活動を援助する存在である】という考えのもと、慈愛に満ちたコミュニティーの中で子ども達は自分の才能に目覚め、自分自身を信じて生きていく力を身に付けていけるようにしているそうです。
また、子どもの最善の利益に重点を置き、安全面に対する意識が高く、セキュリティー、アレルギー対応の面でもシステム化されており、子ども一人一人を尊重し自己肯定感が育つように先生方が愛情をもって保育されており、大切にしていることは日本と同じだなと感じました。
そして、ここで働いている先生方は、園の教育方針に共感し、「ここで働く為にモンテッソ―リ教育プログラムを専門で学んで、資格を取得してきました」と熱意をもって話して下さいました。
ハード面でもソフト面でも、恵まれた保育施設だと感じ、それはここに通っている子ども達が生き生きしている姿からも、伝わってきました。
国や文化が違っても、子どもに対する愛情や仕事に対する熱意は同じなんだと感じ、私たちも、負けないように熱い思いで、子ども達のため、保護者のため、保育園のため、そして、自分自身のためにも、成長し続けていく努力をしていきたいと思いました。
海外の保育施設の情報を直に学べたこと以外には、他園の先生方と知り合えたのも大きな収穫でした。子育て支援新制度の話や仕事についての話など色々な情報交換ができたことが私にとってとても有意義なことでした。
そして、子ども達にハワイのことを伝えられたらと思い、ハワイの絵本をおみやげにしました。
親指と小指をたてる「アロハ」のポーズを教えるとすぐに覚え、笑顔で「アロハ!」と挨拶すると「アロハ!」で返してくれています。
おみやげの絵本は英語なので、英語講師のジョーディー先生に英語の時間に読んでもらいましたが、集中して見ている姿を見てとても嬉しかったです。
この本も、保育園の貸し出し絵本に仲間入りしました。
世界は広くて、様々な国や人、文化があることを知り、興味や関心を広げるきっかけになれば嬉しく思います。
海外の保育施設の見学という貴重な体験をさせていただいたり、ハワイの雄大な自然の中で日常を忘れリフレッシュすることができました。
この研修への参加の機会を与えて下さったことへの感謝の気持ちを忘れずに、仕事で子ども達や保育園にお返ししていきたいと思います。
(文責:保育マネジャー 田中恵理子)