きずなカフェ保育の根っこ

2019年7月18日(木)に、ねやがわ寝屋の森こども園のうさぎ組(2歳児)にて法人内公開保育を行いました。


平成30年度施行された幼保連携型認定こども園教育・保育要領にて、乳幼児教育の重要性が明記されており、教育・保育の質の向上が求められています。そこで、法人全体で現状の教育・保育を見直し、各園ではなく施設を飛び越え3園全体で取り組み、法人の教育・保育のスタイルを築き上げていくことを目的として、今年度より法人内公開保育を行っています。

第5回目となる公開保育は、ねやがわ寝屋の森こども園のうさぎ組で実施し、
・夏の食べ物に興味をもちながら、シロップに見立てたひも通しを行い、手指先の発達を促し、お箸の練習や衣服の着脱に繋げる。
{参照:幼保連携型認定こども園 教育保育要領第2章 第2 健康(3)・環境(1)・表現(2)
                        第3 健康(7)・環境(3)・表現(2)}
というねらいのもと、教育・保育を進めていきました。


以前にかき氷の味付けとして好きな色を選んでタンポあそびをしたものに、今回は“シロップをかけて、よりおいしくしよう“というテーマのもと、リボンをシロップに見立てて取り組んでいました。
黄色であればレモンやバナナ等と、シロップ(リボン)の色が何味なのかをイメージしやすいように、果物の装飾を準備しており、子どもたちにとっては、色から果物への連想について新たな発見が生まれた様子でした。

リボンを通し始めると、一人ひとりが集中して取り組んでおり、斜めに通す子どもがいれば、並んでいる穴の順に沿って通す子どもがいたり等、様々な表現方法が見られたとともに、一本のリボンを通し終えた時の達成感を味わう表情がキラキラとしていて素敵でした。
また、最後には、スプーンを好きなところに張り付け、みんなで「いただきます」をして食べる真似をするなどして、ごっこ遊びへと展開していました。

今回の活動内容は、これまでに簡単なひも通しの遊びやお箸あそびなど、様々な指先を使った遊びの経験の積み重ねがあったからこそ取り組めた内容であり、改めて子どもたちの発達の連続性を踏まえた保育を行っていくことの大切さを学びました。


そして、活動終了後には、担当者と参加者で集い、教育・保育の質を均一化していくためにはどのようにしていけばよいのかと、意見を出し合いました。今回の話し合いで出た検討事項等を、日々の保育でも実践していき、子どもの主体性を大切にした教育・保育を展開していくことができるよう、邁進していきたいと思います。


(文責:保育マネージャー  高田 里誉)


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