きずなカフェ保育の根っこ

令和3年8月19日(木)に姉妹園のねやがわ成美の森こども園ひよこ組(0歳児)にて法人内公開保育を行いました。


法人全体で現状の教育・保育を見直し、当法人の教育・保育のスタイルを築き上げていくことを目的として法人内公開保育を行っています。

今回の法人内公開保育では、ねやがわ成美の森こども園のひよこ組(0歳児)で感触あそび・新聞あそびを行いました。

第14回となる法人内公開保育は、

≪幼保連携型認定こども園 教育・保育要領≫
第2章
第1乳児期の園児の保育に関するねらい及び内容
身近なものと関わり感性が育つ
(2) 乳幼児期においては生命の保持が図られ安定した情緒の下で自己を十分に発揮することにより発達に必要な体験を得ていくものであることを考慮して、園児の主体的な活動を促し、乳幼児期にふさわしい生活が展開されるようにすること。
(3) 乳幼児期における自発的な活動としての遊びは、心身の調和のとれた発達の基礎を培う重要な学習であることを考慮して、遊びを通しての指導を中心として第2章に示すねらいが総合的に達成されるようにすること。
環境  
1-(3)   見る、聞く、触るなどの経験を通して、感覚の働きを豊かにする。
2-(1) 安全で活動しやすい環境での探索活動等を通して、見る、聞く、触れる、嗅ぐ、味わうなどの感覚の働きを豊かにする。
表現
1-(1) 身体の諸感覚の経験を豊かにし、様々な感覚を味わう。
2-(2)   音楽、リズムやそれに合わせた体の動きを楽しむ。

環境と表演の領域に示されるねらい及び内容に基づき
・音や手触りなどに気づき、感覚の働きを豊にする。
・身の回りの物をつまむ、引っ張るなど、手や指を使って、遊ぶ。

ということをねらいに、保育が行われていました。

成美の森こども園のひよこ組(0歳児)では、夏のあそびとして寒天・片栗粉等、様々な感触あそびを楽しんでいましたが、感触あそびの中で、一番子どもたちが夢中になり親しんでいたのが新聞あそびだったそうです。何度も繰り返し行う事で、破る・つまむ・丸める・投げる・握る等の自発的な行動が見られる様になったそうで、当日も自発的に細かく破ったり、丸めたりという姿が多く見られました。



保育教諭からは、子どもが新聞あそびに興味を持つことが出来るように、またあそびを通して様々な動きや知識を取り入れることが出来るように、そして新聞あそびを楽しみながらどんどん発展させていくことが出来るような言葉が多く掛けられていました。
特に「びりびりだね。」「ぐしゃぐしゃするよ。」と子どもが親しみを持ちやすい擬音語を多く使って興味をひき、音を楽しむことが出来るような声掛けをしながら遊ぶ様子を見せたり、「びりびりいうね。」「たのしいね。」と子どもの気持ちに共感する声掛けをしながら一緒に遊んだりしていて、保育教諭の言葉ひとつひとつから、❝興味をもってもらいたい❞❝音を楽しんでもらいたい❞などの意図が感じられました。また、保育教諭の配置や入念な準備などの細やかな配慮もなされていて、勉強になりました。

そして何より、とても温かな雰囲気の中、保育が行われていて、子どもと保育教諭の絆はもちろん、保育教諭間の絆がとても強いことがよく分かりました。


終了後には、見学者や実施者で互いに気付いた事や意見を話し合い、今後の保育にどのように活かしていくのかを共有しました。
保育者の細やかな配慮を確認し、主体性保育の在り方、そして今後あそびをどのように展開していくといいのかを話し合ったり、子どもたちが安心して過ごすことの出来る環境づくりのひとつとして保育者の連携の大切さが関わっていることから、どのように連携をとるようにしていくのがよいのかということが議題に上がりました。

当園では、公開保育の内容をすぐに共有し、今後の保育にどのように活かしていくことが出来るかを具体的に考えました。子どもの人数やクラス編成に違いはありますが、当園でも同じように取り入れたり、学んだことをさらに磨いて活かしていきたいと思います。

また、今後もより一層、子どもを想う気持ちを声に出し、職員一丸となってよりよい保育を行いたいと思います。

(文責:保育スタッフ  鵜飼 あゆみ)


カテゴリー

アーカイブ