法人内公開保育vol.10
令和2年1月23日(木)に姉妹園のねやがわ寝屋の森こども園ぞう組(4・5歳児)の4歳児クラスにて法人内公開保育を行いました。
平成30年度施行された幼保連携型認定こども園教育・保育要領にて、乳幼児教育の重要性が明記されており、教育・保育の質の向上が求められています。そこで、法人全体で現状の教育・保育を見直し、各園ではなく施設を飛び越え3園全体で取り組み、法人の教育・保育のスタイルを築き上げていくことを目的として、今年度より法人内公開保育を行っています。
第10回目となる公開保育は、
・季節の行事に親しみを持つ。
・折り方の説明をしっかりと聞いて集中して取り組み、考えたり、工夫したりしながら制作することを楽しむ。
{参照:幼保連携型認定こども園 教育保育要領 第3章 表現(7)}
というねらいのもと、教育・保育を進めていきました。
今回は、もうすぐ節分があるということで、季節に応じた折り紙制作とし、鬼を折ることに取り組んでいました。
今までの折り紙の経験の積み重ねから、一つ一つの工程をこまめに伝えなくても、ある程度の基本が身についており、保育教諭の手本を見てはすぐに記憶し、集中して折り進める姿が見られたり、難しいところは子ども同士で教え合いながら取り組む姿も見られたりと、一つの活動から様々なことを経験していました。
日本の伝統的なものでもある折り紙。
折り紙を通して手先の力が身についたり、完成品をイメージして折り進める中で空間認知能力にもつながったり、最後までやり遂げようという忍耐力が身についたり・・・
手軽に楽しみながら様々なことが経験できるものであると改めて感じました。
活動終了後には、担当者と参加者で集い、教育・保育の質を均一化していくためにはどのようにしていけばよいのかと、意見を出し合いました。
当園は2歳児までのお子様をお預かりしており、乳児期に経験したことが幼児期へとつながっていき、さらにはその先の人生へとつながっていくということから、ただ「あそぶ」だけではなく、その「あそび」の中でどんなことが培われるのかということを念頭に置き、今後も保育の質を向上していくことができるように精進していきたいと思います。
(文責:保育マネージャー 高田 里誉)