研究保育vol.38
カテゴリー:研究保育
2018年7月26日りす組(0.1歳児)にて電車を題材に運動遊びを行いました。
今回の研究保育では滑り台やトンネルなど様々な運動遊びに取り組みました。
ただ体を動かして遊ぶだけでなく、身近で子ども達の好きな電車をテーマにしてイメージを膨らませて楽しむことを目標とし、
認定こども園教育・保育要領の第2章
健康:1-(1)明るく伸び伸びと生活し、自分から体を動かすことを楽しむ。
1-(2)自分の体を十分に動かし、様々な動きをしようとする。
表現:1-(3)生活や遊びの様々な経験を通して、イメージや感性が豊かになる。
に基づき行いました。
活動の導入として電車の絵本を読むだけでなく、保育を進める保育教諭が車掌に変身することで、イメージを持ち、活動への期待を持てるようにしました。
1人1人の身体の発達段階に合わせて活動範囲を分け、それぞれが今出来ることを思いっきり楽しめる内容にしています。
1歳児は手足をしっかり動かしたり握ったりしてハシゴのある滑り台を楽しみ、0歳児はマットや大きなトンネルをくぐってハイハイしながら体を動かしました。
途中、踏切も登場しました。カンカンカン♪という実際の音と同じ効果音を用いる事で聴覚でもイメージが深まり、踏切を通る子ども達は嬉しそうな表情をしていました。
今回の活動は、
*健やかに伸び伸びと育つ(身体的視点)
*身近な人と気持ちが通じ合う(社会的視点)
*身近なものと関わり感性が育つ(精神的視点)
という乳児期の3つの視点のうち身体的発達・精神的発達が促される内容として考え、
*健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力の基礎
*身近な環境に興味や好奇心をもって関わり、感じたことや考えたことを表現する力の基礎
を培うことがねらいとしてあります。
活動の後は、参加した保育教諭で改善点や内容を話し合い、より良い教育・保育を行っていけるように意見を出し合い、今後も色々な素材に触れながら制作を楽しんだりと様々な活動に広げていきたいと思います。
(文責:保育スタッフ 小松 富貴)