研究保育vol.39
カテゴリー:研究保育
2018年7月27日ぞう組(5歳児)にてめざましあそび教材を使った『くだものめいろ』を行いました。
今回の研究保育では、めざましあそび教材を使い「くだものめいろ」を行いました。
この教育・保育を通して
『いろいろな事物がどのような規則的順序で並んでいるか、その法則を発見する喜びにめざめる』ことをねらいとし、
認定こども園教育・保育要領の第2章
環境:
1-(2)身近な環境に自分から関わり、発見を楽しんだり、考えたりし、それを生活に取り入れようとする。
1-(3)身近な事象を見たり、考えたり、扱ったりする中で、物の性質や数量、文字などに対する感覚を豊かにする。
に基づき行いました。
まずはじめに、導入としておはじきを並べる遊びを行いました。
友達と一緒に色の並び方を決め、相談しながら協力して長くおはじきを並べることができました。
友達と相談することで、相手の意見を聴きながら、自分の意見を言葉で伝える力へと繋がっていきます。
各グループで長く繋げられたものを皆で見に行き、自分達とは違う並べ方にも気付くことができました。
その後は遊びシートの絵を読み解き、『どうやって遊ぶのか?』 『シートにはどのようなことが書かれているのか?』を話し合い、自分でじっくり進めていきました。
また個人操作をした後には黒板操作をし、前に出て発表をすることを通して、自分が考えたことを自分の言葉で伝える経験となります。
この、 めざましあそび 『くだものめいろ』 を通して、
・自分で考え、じっくりと考える
・何度も試行錯誤しながら答えを出していく
・できた喜びや達成感を感じる
・前に出て発表し、自分の言葉で伝える
といった子ども達の姿が見られました。
このことが、
*諦めることなく最後まで自分で考えられるようになる
*生活の中でも様々な規則的順序を自分で見つける力が育つ
*黒板操作の後に自己修正をすることで自分の手で確認を行う
*自分の意見を自分の言葉で相手に伝える力が身につく
といったことに今回の活動から繋がっていきます。
活動の後は、参加した保育教諭達で改善点や内容を話し合い、より良い教育・保育を行っていけるように意見を出し合いました。
これからも年間を通して行うめざましあそびを楽しみながら、じっくり考えることや絵を読み解く力、そして何度も試行錯誤を繰り返し、「できた!」という喜びや達成感を味わうことで自己
肯定感を育んでいきたいと思います。
(文責:保育サブマネージャー 江口千夏)