きずなカフェ保育の根っこ


2015年6月26日 りす組(0・1歳児)にて動物の表現遊びを行いました。

今回は、保育所保育指針の「表現」から「保育士等と一緒に歌ったり、手遊びしたり、リズムに合わせて体を動かしたりして遊ぶ」・「自分のイメージを動きや言葉などで表現したり、演じて遊んだりする楽しさを味わう」ことをねらいにおいて、保育士と一緒に動物になりきって、身体で表現する楽しさを味わえるよう保育を行いました。

保育内容は、まずはじめに、子どもに人気の絵本「へんしんトンネル」のお話をペープサートにしたものを見て、動物に変身するトンネルに興味を持って楽しめるようにしました。何の動物に変身するのか、動物のイラストが描いてあるサイコロをみんなで一緒に見ながら、鳴き声や歩き方など真似っこしました。そして、へんしんトンネルを通って動物に変身し、ピアノに合わせて表現遊びを楽しみました。最後はアヒルになって、ダンスを踊りました。

 子どもたちは普段から、動物の歌を歌うとまねっこを楽しんでいます。今回は、イラストを用いて視覚的にも分かりやすく、ピアノの音楽に合わせて保育士も一緒に表現することで楽しむことができました。また動きだけではなく、うさぎでは「ぴょんぴょん」、かえるでは「けろけろ」など、動きや鳴き声を声に出して表現していました。最後のアヒルのダンスでは、「ガーガ?」「バタバタ」「プリンプリン」と、かわいいアヒルになったかわいい子どもたちの姿が見られました。

表現遊びは、自分ではない動物などになりきることで、自己表現を楽しむことが出来ます。また遊びを通して、ジャンプしたり、手足を使うことで、身体の発達も促しています。言葉が増えてきている年齢でもあるため、ゆっくり復唱することで言葉を覚えたり、思いを表現することにもつながります。
今回の保育研究を通して、子どもたちの思いを受けとめることの大切さ、また、約束や見本を視覚的に分かりやすく行動で見せることで、子どもたちの表現の幅が広がることを改めて学ぶことができました。これからも子どもたちと一緒になりきりながら、表現遊びを楽しんでいきたいと思います。

(文責: 保育スタッフ 新井裕紀子)


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