きずなカフェ保育の根っこ


5月8日 うさぎ組(2歳児)にて室内運動遊びを行いました。

 保育所保育指針{健康}の内容にある「明るく伸び伸びと行動し、充実感を味わう。」「自分の体を十分に動かし、進んで運動しようとする。」{表現}「生活の中でイメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ。」という目標を達成できるような保育内容を考え、今回は?自分が冒険しているイメージを膨らませながら楽しむ。?歩く・くぐる・跳ぶ等、十分に体を動かし、進んで運動しようとする。というねらいのもと遊びを行いました。

 今回は「ジャングルへ冒険に行こう」というテーマでした。使用したのは木製の室内滑り台で、葉っぱの装飾や周りには動物のぬいぐるみを並べてジャングルのイメージがしやすいようにしました。保育士は帽子やバンダナを巻き、子ども達には探検家のバッジを用意して普段と違った世界観を感じられるようにしました。また、運動遊びを行う前に、冒険をテーマにした絵本を読みました。絵本には木の滑り台や川に掛かる吊り橋が登場し、今回の運動遊びの内容に準えたものにしました。

 運動遊びに取り組む中で自分から楽しみを見つけ、左右手足を上手く使って滑り台の梯子を渡ったり、トンネルの中からお友達に手を振ったりする姿も見られました。子どもは十分に体を動かすことの心地よさを味わうことで、自ら活動することの喜びや達成感を味わい、ますます活発に遊ぶようになります。滑り台に梯子、トンネルをくぐって、跳び箱からジャンプした子ども達は達成感と自信に満ちた表情をしていました。

 後日、「また葉っぱのトンネルやってみたい」「いっぱい動物さんがいてたね」と楽しそうに話す姿が見られました。今回はジャングルをイメージした装飾の中で運動遊びを楽しみました。今回の研究保育を通して、子どものイメージがより豊かに引き出せるように道具、器具を十分に用意する配慮の大切さを感じました。年齢が高くなるにつれてイメージから劇遊びに発展していくものもあります。ただ運動遊びをするだけでなくイメージを膨らませることで総合的な遊びや表現活動にも繋がり、その中でお友達と共に達成感や充実感を味わっていくようになると思います。日々の保育の中でも子どもが表現したことや体で表す想いを感じ取り共感していけるようにしていきたいと思います。

文責:保育スタッフ 倉田 富貴


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