きずなカフェ保育の根っこ


2014年9月8日 うさぎ組(2歳児)にて、ピザの製作を行いました。

 今回の研究保育では、「ピザ屋のピザ職人になりきってピザの製作を楽しむ」という内容で行いました。
保育所保育指針 保育内容【表現】いろいろな体験を通じてイメージや言葉を豊かにする。又、【言葉】自分のイメージを動きや言葉などで表現したり、演じて遊んだりする楽しさを味わう。から下記のようなねらいを立てました。
1. ピザ職人になり、自分だけのピザを画用紙やのりを使って製作をする。
2. ピザにのせる食材に興味を持つ。
3. ピザ職人になることで、イメージや言葉を豊かにする。
 まず初めに、子どもたちは三角巾を頭に付けてピザ職人になりきりました。そして、ピザ生地にピザソースに見立てた絵具を塗り、自分で選んだトッピングを並べて最後にはチーズを振りかけピザ職人になりきっていました。保育士の作った石窯でピザを焼いている時、「おいしくなるかな」と目をキラキラさせ、出来上がりを楽しみにしていました。
別日には子どもたちがお客さんとなって、画用紙で作ったお金を持ち、ピザを買いに行きました。ピザを買った子どもたちは、早く食べたくて待ちきれない様子でした。「いただきます」と食べ始め、「あついなー」と言いながらもおいしそうに食べていました。

 ごっこ遊びでは、生きていく上で必要な様々な力が育ちます。
1.(言葉)普段使わない言葉のやり取りを盛んに行い、赤ちゃんにはゆっくりと話すなど相手によって言葉を使い分ける力や言葉を使ったコミュニケーション能力を育くんでいきます。
2.(人間関係・社会性・協調性)社会の仕組みを自分たちで再現し、発見する過程が見られます。身近な生活で見聞きしたことを再現することによって生活に必要な知恵や知識を得ます。又、ピザを売る人・買う人と社会にはいろいろな役割があり、たくさんの人の手によって生活が営まれていることに気づくなど社会性が育ちます。
このように見たこと、感じたことを再現したり友達と関わる遊びを通して、人や周りの事象に興味や関心を持ったり、言葉での表現力や人と関わる力や社会性を育てていきたいと思います。


文責:東八重 菜美


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