きずなカフェ保育の根っこ


2014年9月1日 りす組(0.1歳児)にて動物の表現遊びをしました。

保育所保育指針{表現}「保育士と一緒に歌ったり、手遊びをしたり、リズムに合わせて体を動かしたりして楽しむ」
{言葉}「いろいろな体験を通してイメージや言葉を豊かにする」という2つの内容を重点を置き、それらを達成できるような保育内容を考え、
1.絵本やペープサートの動物を見てイメージし、音楽に合わせて表現を楽しむ。
2.リズムに合わせて体を動かしたり、挨拶をして楽しむ。というねらいのもと動物の表現遊びをしました。
 
 はじめに、絵本「だーれかな だーれかな」を読み、お話に登場する動物達に「こんにちは」と挨拶することを楽しんだ後、動物達のペープサートを見せながら保育士がそれぞれの動物の動きや鳴き声を真似して見せると子ども達も興味を持って動物の身体表現をオルガンの音楽に合わせて楽しんでいきました。子ども達はカエル、アヒル、ゾウ、サル、ヘビになりきって体を動かしながら自由に表現遊びをし、とても盛り上がっていました。最後は「あくしゅでこんにちは」の曲に合わせて歩き、こんにちはと挨拶をしたり、お友達とお辞儀をして楽しむという内容でした。
 絵本やペープサートを見ることでイメージを持って、それぞれの動物になりきって表現することができました。子ども達は保育士と共に音楽に合わせて動き出し、体で表現する楽しさを感じているようでした。保育士やお友達のしぐさを真似たりすることで、簡単なごっこ遊びを楽しめるようになっていきます。
また、動物の表現遊びだけでなく、「あくしゅでこんにちは」では、歌詞に合わせてお辞儀をしたり、お友達と楽しく挨拶をしていました。挨拶を交わしたり、返事をしたり、擬音語や擬態語を口にすることで言葉への感覚を豊かにし、自らもこうした言葉を使おうとする意欲を高めていきます。今回は活動の最初と最後に挨拶を行う事で、静と動の違いを体感することが出来たと思います。

 普段の保育の中でも子ども達が気に入ってよく歌っている曲に合わせて楽しみながら、イメージを持って表現することができ、表現をする意欲にも繋がっていくことが分かりました。表現遊びは、乳幼児期の子どもの感性を育んでいきます。感性は、感動体験の積み重ねにより、育まれていくと言われています。その為には、保育者が子どもと共に感動し、子どもに感動する出会いを与える環境を整える必要があります。日々、小さな感動体験が積み重なっていくような保育を目指していきたいと思っています。

(文責 保育スタッフ 倉田 富貴)


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