きずなカフェ保育の根っこ

令和3年7月29日(木)にねやがわ寝屋の森こども園うさぎ組(2歳児)にて法人内公開保育を行いました。


法人内公開保育は、現在行っている教育・保育内容の見直しをするべく、ねやがわ成美の森こども園・ねやがわ寝屋の森こども園・ねやがわくこの木保育園の3園で行っています。  

今回の法人内公開保育では、表現遊びを行いました。

≪認定こども園・保育要領≫
第2章
第2 満1歳以上満3歳未満の園児の保育に関するねらい及び内容
健康1ー(2) 自分の体を十分に動かし、様々な動きをしようとする。
健康2ー(3) 走る、跳ぶ、登る、押す、引っ張るなど全身を使う遊びを楽しむ。
表現1ー(2) 感じたことや考えたことなどを自分なりに表現しようとする。
    (3) 生活や遊びの様々な体験を通して、イメージや感性が豊かになる。
表現2ー(2) 音楽、リズムやそれに合わせた体の動きを楽しむ。
    (3) 生活の中で様々な音、形、色、手触り、動き、味、香りなどに気付いたり、感じたりして楽しむ。
    (4) 歌を歌ったり、簡単な手遊びや全身を使う遊びを楽しんだりする。

第3 満3歳以上の園児の教育及び保育に関するねらい及び内容
健康1ー(2) 自分の体を十分に動かし、進んで運動しようとする。
健康2ー(2) いろいろな遊びの中で十分に体を動かす。
表現1ー(2) 感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ。
    (3) 生活の中でイメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ。
表現2ー(4) 感じたこと、考えたことなどを音や動きなどで表現したり、自由にかいたり、つくったりなどする。
    (6) 音楽に親しみ、歌を歌ったり、簡単なリズム楽器を使ったりなどする楽しさを味わう。
    (7) かいたり、つくったりすることを楽しみ、遊びに使ったり、飾ったりなどする。
    (8) 自分のイメージを動きや言葉などで表現したり、演じて遊んだりするなどの楽しさを味わう。

健康・表現の領域に示されるねらい及び内容に基づき

・カエルになりきり身体を動かすことを楽しむ。(表現・健康)
・音楽のリズムに合わせ身体を動かす楽しさや心地よさを味わう。(表現・健康)
ということをねらいに、保育を行いました。


日頃からぞう組(4,5歳児)の子どもたちに園庭で捕まえたカエルを見せてもらい興味を持ちはじめ、「かえるの合唱」を毎日楽しんで歌っていたうさぎ組(2歳児)の子どもたち。雨の日には「カエルの声が聞こえる!」と窓の外をのぞいたり、粘土でカエルを作ってみたり、トイレに行く時など移動する時にもジャンプをしてカエルになりきる姿もありました。そのことから、今回の保育では、子ども達思い思いのカエルのお面を事前に制作し、そのお面を使って音楽に合わせながらカエルになりきる表現遊びを行いました。



普段からカエルを観察していたことから「こんなジャンプだよ!」とカエルがどんな跳び方をしているかを教えてくれたり、口をプクっと膨らませてカエルの泣き袋を表現しながら泳いで見せてくれる姿もありました。




また、「雨が降ってきて嬉しい時」「眠たくなってきた時」などのイメージに合わせて曲のテンポを変え楽しみました。

いつもと違う環境に少し緊張した様子の子どもも見られましたが、大きくジャンプしたりすいすい泳いでみたりと子どもたちなりにカエルの動きをまねて表現することも楽しんでいました。


公開保育終了後は、見学したスタッフでポイントや疑問点・課題等を出し合いました。そして、その中で自園ではどのように表現遊びに取り組んでいるかを共有したり、どのように表現遊びを発展させるとより楽しむことができるかについて考えることができました。

また、子どもたちが興味を持っている事象について、一日だけで活動を終わらせてしまうのではなく、連続性を持たせて活動を発展させていくために、私たち保育教諭はどんな援助をすることができるかなどについても話し合う機会を持つことができました。

子どもの人数やクラス編成に違いはありますが、法人として教育・保育を進める上での方向性を考える貴重な時間でした。
今後も、法人全体で保育の質を向上させ、よりよい教育・保育を行っていきたいと思います。

(文責:保育リーダー 有山 花琳)


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