きずなカフェ保育の根っこ

令和2年1月16日(木)ねやがわ寝屋の森こども園きりん組(3歳児)にて法人内公開保育を行いました。

今回の公開保育では、ねやがわ寝屋の森こども園きりん組(3歳児)でパネルシアターを見て自分の思ったことを伝えたり、友達の話を聞いたりするという活動をしました。

幼保連携型認定こども園 教育保育要領 
<満3歳児以上の園児のねらい>人間関係:(6)(9)(11)を参照し、
・自分の思ったことや感じたことを言葉で伝えようとする。
・保育教諭や友達の話を聞き、その内容を理解し、相手の思いに気付いたり共感したりする。
・物語を通して、良いことと悪いことがあることに気付き、生活の中で決まりを守ろうとする。
ということをねらいとした保育が行われました。

パネルシアターの内容は、普段の子どもたちの様子から「こんな力をつけてほしい」「こんな風に育ってほしい」という保育者願いが込められており、心の成長を促すようなものでした。

登場する動物によって、保育者が声色や表情を変えたり、話し方に抑揚を付けたりすることで、子ども達は集中して話を聞き、楽しみながら物語の世界にぐっと引き込まれている様子でした。

登場する動物の気持ちの葛藤があらわれる場面では、子どもたちの表情もそれに合わせるかのように変化し、動物の気持ちを感じ取っているようでした。


パネルシアターを見終わったあとは、自分の言いたいことや感じたことを発表したり、友達の話を聞く機会を設けていました。
前に出てみんなの前で自分の気持ちを発表するとき、少し恥ずかしそうな子どもたちでしたが、保育者が子どもの気持ちに寄り添い、子どもの感じたことを受け止めて、うまく言葉にすることがむずかしいときは引き出したり、代弁したりしていく中で、自分の思いを伝える子どもたち。
そして最初は恥ずかしそうな様子でしたが、発表し終わると嬉しそうに自分の席に戻っていく姿を見て、子どもたちの自信や達成感に繋がっているのだなと感じました。

一方、自分が発表するだけで満足することなく、友達の話にも耳を一生懸命澄ませて聞こうとする子どもたちの姿に感動しました。


保育終了後には、実施者・見学者で気付きや意見を出し合う話し合いの場を設けました。
そして、話し合ったことを3園で共有し、よりよい教育・保育にどう生かしていくことができるかを話し合いました。

昨今、グローバル化などがどんどん進む中で、様々な国の方や多種多様な背景を持つ人々と関わる機会が増えていく中で、自分の思いを相手に伝えることはとても重要になってきます。
ですので、そのような力を身に付けていけるように、話し合いの機会を意図的に設けて、子どもたちの自信に繋げていけるようにすることが3園の共通理解になりました。


今後も公開保育を通して、様々な意見を出し合い、3園が協力してよりよい教育・保育を行っていけるようにしていきたいと精進していきたいと思います。

(文責:保育リーダー 佐伯風花)


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