きずなカフェ保育の根っこ

2歳児は手足の動きが連動し、巧みに動かせるようになります。
走ったり飛んだりもできるようになり、自分の身体を自分でコントロールする心地良さを味わうことが出来るので、行動範囲が広がり、好奇心も旺盛になってきます。
今回の保育ドキュメンテーションでは、著しく運動機能が発達するこの時期にどのような運動を行うと身体の発達に良い影響を与えられるのかをご紹介させて頂きます。

保育所保育指針には、
【2歳になると歩行の機能は一段と進み、走る、跳ぶなどの基本的な運動機能が伸び、身体を自分の思うように動かすことが出来るようになり、身体運動のコントロールもうまくなるので、リズミカルな運動や音楽に合わせて身体を動かすことを好むようになる。】

と記載されています。

一人ひとりの子ども達の発達状況や精神状況を一日一日しっかり担任同士で連携を取り合って把握していくことが大切であり、一日一つ、何か運動あそびを通して『出来た』と自信を持って降園できるようにクラスで取り組んでいます。

取り組みの方法として・・・

1.しっぽ取りゲーム(走る)

2.鉄棒・クライミング(手指で支え、踏ん張る力)

3.体操あそび(バランス感覚やリズム感覚)


などを、もも組(2歳児)クラスでは楽しく遊びながら、力がつけられるように積極的に行っています。



では、実際の活動を写真で紹介していきたいと思います。




1.しっぽ取りゲーム(走る)
2歳児の子ども達は走ることが大好きです。それは身体の軸がしっかりしてきて
自分の身体をコントロール出来る喜びを感じている証なのです。
しっぽ取りゲームではしっぽを追いかけるため子ども達は必死に走っています。
踏ん張る力や走る能力を高める為に行っています。


2.鉄棒・クライミング(手指で支え、踏ん張る力)
今年から新しく園庭に導入されたクライミングです。
クライミングも2歳児の手足の発達に大切な役割を果たしてくれています。
一つ目は腕力を鍛えることが出来ます。二つ目はホールドをつかむことで、手指の力を身に付けることが出来ます。手の発達に良いだけではありません。頑張って身体を支えよう、横に進もうとする思いから足で踏ん張って支えるので足の筋力も鍛えることが出来るのです。


3.体操あそび(バランス感覚やリズム感覚)
一日一回、様々な体操やダンス遊びを行っています。リズムに合わせてジャンプしたり、しゃがんだり、クルクル回ったりなどして子どもの発達に必要な筋肉を鍛え、バランス感覚を高めながら身体を作っていくのが目的です。子ども達はまだまだ小さな身体ですが、手足を伸縮させて多くの筋肉を動かしています。





テレビゲームなどが普及し始めている現代…。
戸外で思い切り走ったり、公園の遊具に登ったりぶら下がったり、リズムに合わせて踊ったりする機会は減ってきたのではないでしょうか。

ですが子ども達の身体の発達にとって戸外での活動や、リズムに合わせて踊ることは非常に大切なことなのです。

これからも子ども達一人ひとりの発達や成長の事を第一に考え関わっていけるように日々精進していきたいと思います。

(文責:保育スタッフ 山本美波)


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