きずなカフェ保育の根っこ

令和元年8月9日(金)ねやがわ成美の森こども園らいおん組(5歳児)にて法人内公開保育を行いました。



法人内公開保育では、現在行っている教育・保育内容の見直しをするべく、今年度よりねやがわ成美の森こども園・ねやがわ寝屋の森こども園・ねやがわくこの木保育園の3園で行っています。

今回の公開保育では、ねやがわ成美の森こども園らいおん組(5歳児)で『残暑お見舞い制作』を行いました。

幼保連携型認定こども園 教育保育要領
<満3歳児以上の園児のねらい>
環境:(6)「日常生活の中で、我が国や地域社会における様々な文化や伝統に親しむ。」
   (10)「日常生活の中で簡単な標識や文字などに関心をもつ。」 を参照し、  

・文字を読むこと・書くことへの関心がますます膨らみつつある子どもたちに、コミュニケーションツールの一つとして文通のやり取りがあることを知り、今後の文字あそび活動への期待に繋げること。  
・季節ならではの日本の風習に親しみを持つこと。

をねらいとして保育・教育を行いました。  



はじめに子ども達に馴染みのある年賀状や実物の残暑見舞いはがきを見せて、子ども達がイメージを持ちやすいように話をしてから取り組みを始めました。

今年の立秋は8月8日で、実は暦上ではすでに秋だそうです。
子ども達には、秋とはいえどまだまだ夏のような暑さが残り、そのような時期に遠方にいる方に“暑いけれど身体に気を付けてね”といった意味を込めた手紙を送る風習があることを話しました。

「 とても暑い時期はみんなの身体はどうなるかな?」と子ども達に聞くと、
「しんどくなる」「喉が渇く」「熱中症になる」などなど子ども達自身が体感していることを発言する姿があり、残暑お見舞いの意味のイメージが持てたように感じられました。

文字をなぞる時には、これまでの文字ノートの取り組み同様、鉛筆の持ち方や書く姿勢など意識して集中して取り組む様子でした。




最後は、書いた文章の周りに夏をイメージした絵を思い思いに描きました。
はじめにグループの友達同士で“夏といえば”をテーマに話し合うと、
  「すいか」
  「かぶとむし」
  「ひまわり」
  「トマト」
  「アイスクリーム」
など子ども同士で意見を出し合う姿が見られました。



夢中で夏の風物詩を描き進める中で、「かぶとむしの足は何本だったっけ?」など疑問に思ったことは図鑑や絵本などを自分で持って来て、見比べながら丁寧に描く姿も見られました。




終了後には、実施した担任と見学者全員で、今回の公開保育の内容を例に挙げてこれからの保育をより良いものにするため、また3園の保育の認識が統一できるようにと意見を出し合い、話しました。



今回の公開保育を通して、子ども達が今何に関心を持ち、その興味からさまざまな発達を促がすきっかけとなるような保育内容を考案することの大切さを再確認しました。

これからも、3園で意見を交わしながら法人全体で保育・教育の質の向上を目指し取り組んでいきたいと思います。

(文責:保育リーダー 片山志織)


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