研究保育vol,36
カテゴリー:研究保育
2018年5月23日きりん組(3歳児)にて「まねっこ人形遊び」を行いました。
今回の研究保育では、スタート教材の人形を使い「まねっこ遊び」を行いました。
この教育・保育を通してポーズの真似をして、人形を通して体の部位と名称を認識することを目標とし、
認定こども園教育・保育要領の第2章
表現:1-(3)生活の中でイメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ。
2-(8)自分のイメージを動きや言葉などで表現したり、演じて遊んだりするなどの楽しさを味わう。
に基づき行いました。
人形で遊ぶ前に体の部位が分かるように手遊びや保育教諭のポーズを見て、全身を使ったまねっこ遊びをしてから自由に動く人形を使うことで様々な体の動きを意識できるようにしていきます。
まねっこ人形で遊ぶことで自分の体と見比べて、身体の部位や動きを認識すること、絵カードで示した姿勢やポーズを人形や身体で表現することで手は上、前などの空間概念を認識することができます。
まねっこ人形をもらうと「こんなポーズできた!」「お山座りはこうするんだよ!」と自分達で人形を動かしながら様々なポーズを作ることができていました。
この「まねっこあそび」を通して、
・感じたこと、考えたことを動いて自由に表現する
・保育教諭や友達と感じたことを伝え合う
・言葉や動きで自分のイメージを表現し、楽しむ
といった子ども達の姿が見られました。
このことが、
*体を動かそうとする意欲が育つ
*イメージや感性が豊かになる
*自分を表現しようとする力が育つ
*他者の存在を認め、関わろうとする
といった事に今回の活動から繋がっていきます。
活動の後は、参加した保育教諭達で改善点や内容を話し合い、より良い教育・保育を行っていけるように意見を出し合いました。
*まとめ*
人形で作ったポーズを真似たり、自由に操作することで身体像を認識することに繋がりました。
友達との関わりも深まり、今後も人形を使って、人形にはできて自分達にはできない動きがあること知ったり、作ったポーズを発表したりと様々な活動に広げていきたいと思います。
(文責:保育リーダー田島綺乃)