社団法人 日本幼年教育会 新教材開発研究保育
カテゴリー:その他
社団法人 日本幼年教育会の研究指定園として、新教材開発に向けての研究保育を行いました。
先日、社団法人 日本幼年教育会 研究部講師の小林まきこ先生と山本部長をお迎えしまして、0歳からの新教材開発の研究保育をりす組(1歳児)うさぎ組(2歳児)で取り組みました。
今回の研究テーマは、0歳からの子どもの発達段階を踏まえ、子どもの無限の可能性を教材というツールを用いて、どこまで引き出すことができるかという事を主眼においた内容です。
まずりす組(1歳児)は、スタート教材のブロック遊びと絵カード遊びを行いました。
このクラスの実践保育のねらいは下記の5つです。
1.手と指を使ってどこまで教材を操作できるか。
2.数の操作はどうであるか。
3.色について興味をもっているか。
4.子どもの遊びはどのように広がるか。
5.保育士の話に耳を傾けることはどの程度できるか。
続いてはうさぎ組(2歳児)の実践保育です。
うさぎ組は絵カード4枚使用し食べる物、食べられない物のお買いもの分類遊びでした。
このクラスの実践保育のねらいは下記の3つです。
1.絵カードの名前の確認。
2.絵カードの仲間わけができるか。
3.保育士の話の聞き取りはどこまで可能か。
各クラス同様で、保育士の話をしっかり聞けるかどうかが重要なポイントでした。
保育終了後、小林先生からは子ども達の集中した様子が後押しし、今回の研究保育のねらいはしっかり達成できたとおほめのお言葉をいただきました。
研究保育後に小林先生にはきりん組(3歳児)のスタート教材遊びも見学いただき、指導助言をいただきました。
そして保育終了後は研究保育の反省会にとどまらず、子どもの発達段階や保育士のあり方などについて小林先生と熱く語りあいました。
私がこの度の小林先生の研究保育を通じて痛切に感じることは、やはり話を聞くという日常保育の基本的な姿勢の積み重ねが何より重要であるということです。
特別なことをするのではなく、日々細かなことも少しずつ積み重ねていくことの大切さを再認識しました。
日本幼年教育会の小林先生は子どもの発達段階に応じて何が必要か、こだわりをもち真摯に取り組んでおられます。
そういった小林先生の考えのもと、新教材開発に取り組んでおられる過程に当園が関われていることを嬉しく思い、今後もますます乳幼児の教育発展にむけて、日々邁進していきたいと考えています。
(文責:副園長 田中 惠美)