きずなカフェ保育の根っこ

2024年2月8日(木)にぞう組(4・5歳児)で身近な植物の種をテーマに話し合い、種の動きに似た模型を作り実験しました。

今回の研究保育では、種に似た模型を紙で作り実験を行いました。
この教育・保育を通して
・『種には色々な種類があることを知る』 
・『種に似た模型を紙で作り、種の動きを実際に実験する』 
・『種について感じたことや気付いたことを伝え合う』の3点をねらいとし、

幼保連携型認定こども園教育・保育要領の第2章

環境:
2‐(1)自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。
言葉:
2-(1)保育教諭等や友達の言葉や話に興味や関心をもち、親しみを持って聞いたり、話したりする。
2-(2)したり、見たり、聞いたり、感じたり、考えたりなどしたことを自分なりに言葉で表現する。
2-(4)人の話を注意して聞き、相手にわかるように話す。

を基軸に教育・保育を進めていきました。


色々な種類があることを『たねのずかん』を見て知ると、今度は種になったらどうなるかを考えました。
子どもたちからは「落ちる」「土に落ちて芽が出る」「たんぼぼみたいに飛んでいく」など色々な意見がでてきました。
「高い所に出来た種はどうやって落ちると思う?」と聞くと色々考えて、「ストンと落ちる」「斜めにスーッと落ちていく」「一度上に上がってから落ちる」のど色々な予測が…
「では実験してみよう!」ということで早速種に似た模型を作ります。
薄い折紙や厚い画用紙、大きさも色々なものを準備しておきました。



出来た種を落として早速実験します。
落ちていく様子を見て「うわあ!ひらひら落ちた!」「くるくる回ってる!」「ストンと落ちたわ!」など色々な声が聞こえてきます。
友達の種の模型が落ちるのも、声を上げて色々な感想が出てきます。



実験の後、どんな落ち方をしたか発表しました。

「中くらいの分厚い紙で作った種は良く回った!!」「薄い紙のも回ったよ!」「僕のはすとんと落ちた。」などと紙の厚さや大きさなどにも着目した意見が出ました。


種の動きを真似して人の生活にも使えるものが作られていることを話すと、「パラシューってタンポポの種に似てる!」「バトミントンの羽みたいな種や!」と写真を見せる前にこども達から意見が出てきました。

子どもが気付いたことをテーマに沿って話し合い、対話を通して人の意見を聞いて気付くことや、自分の考えを相手に伝え聞いてもらう喜びを感じることで、興味や関心が深まりました。


これからの保育・教育の中でも、友達と一緒に色々な事に興味を持ち実験したり感じたことを伝え合う楽しさを味わえる保育をしていきたいと思います。
活動の後は、参加した保育教諭達で改善点や内容を話し合い、より良い教育・保育を行っていけるように意見を出し合いました。

(文責:保育リーダー 廣岡 美津子)


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