きずなカフェ保育の根っこ


先日、いつもお世話になっている日本幼年教育会:柿本さんからのご紹介で、フォトグラファーの長谷川朋也さんを講師に迎えて、スタッフ一同写真撮影のレクチャーを受けました。



長谷川さんはJRA(日本中央競馬会)の写真撮影も手掛けておられ、1等になった瞬間の競争馬を撮ったり、撮った写真が競馬のポスターになるなど、多方面において活躍中です。


さて、なぜ保育士が撮影の技術を磨く必要があるのか?ということですが、意外にも私たちはカメラ(写真撮影)と切っても切れない関係にあるのです。

例えば、子どもたちの園生活の販売用写真は主にスタッフが撮っています。また、ブログ・ツイッター・誕生会写真・おやつの写真など思いのほか撮影する機会が多く、「カメラどこにありますか?!」と、カメラがスタッフ間でひっぱりだこに…

それほどまで回数を重ねて撮っているにも関わらず、子どもたちのベストショットが撮れず、反省がつきものでした。

◎どの様にしたら保護者の皆様に写真を見ただけで子どもの表情や感情までもが伝わるのか?

◎何を撮ったのか(伝えたいのか)分からない写真やマンネリ化した構図を変えるにはどうすればよいのか?

上記のことを踏まえてスタッフ一同講座に臨み、プロのレクチャーを受けたのでした。

では、ここでプロ直伝の基本のポイントをお知らせしましょう。


★子どもを撮る時は、レンズを近づけた方がよい。
 迫力がつくのと、子どもがカメラを見るので表情がよくなる。ズームにするよりも自分の足で寄っていった方がよい!
長谷川さんいわく「一歩前へ!」だそうです。



★撮りたい要素を明確にし、余計な物を 入れない方がよい。(写真は引き算で!)
★ブレないように、脇をしめる。



普段なら、何気なくこんな風に撮影してしまう写真でも、プロのアドバイスをもとに撮影したのが、下記の写真です!!



《集合写真のポイント》
 子どもを注目させるかけ声を決めておく!

《誕生会写真のポイント》
 背景に気をつける!(場所選びが大切)室内で撮る時は壁際に沿って立つと圧迫感があるので、カメラ=対象物(子ども)=バックは同じ距離にする。
 人の肩などが途中で切れないようにする。というものでした。

その後はレクチャーをもとに各自が戸外へ出て実際に撮影し、助言をいただきました。

意識してないものの、上部の空間や左右の空間が空くなど、人それぞれ撮り方の癖があるとのことでした。



レクチャー以降はスタッフ一同指導いただいたことを頭に入れて撮影しております。

4月以降、「何か、写真のスタイルが今までと違う・・・?」「子ども達を撮るアングルがよくなったかも?!」「子ども達の表情がいい!」など、今までとの違いを感じて下さっていましたら嬉しく思います。


撮りたい写真というのは、その一瞬しかありません。子ども達の今しかない瞬間に、思いを込めて一枚ずつのシャッターを押していきます!


保護者の皆様も、上記レクチャーをご家庭で活用していただけると嬉しく思います。

(文責:乳児チーム主任兼りす組(0.1歳児)担任 土居美由紀)


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