体験を大切にした食育

ブロッコリーの房取りをしました!

さまざまな体験をとおして、お友だちと一緒に学ぶ食育を!
今回は、昨年12月に2歳児クラスで行った、給食メニュー「花野菜サラダ」に入れるブロッコリーの房取り体験の様子をご紹介します。

当法人では、毎月「食体験」を取り入れています。子どもたちは体験を通じて食事づくりに興味を持ったり、いつもの食べ物が元はどのような形や色をしているのか、どのように調理され自分たちが美味しくいただいているのかということを学びます。また、食事や食材を作ってくれる人への感謝の気持ちを持つよう伝える機会にもなります。

お待ちかねの房取りのスタート!!


まずはじめに一房の大きなブロッコリーを子どもたちに見せました。いつもは小さなブロッコリーを食べている子どもたち。

「大きいね」「みどりいろだね」と興味津々の様子です。

保育教諭が房の取り方をやってみせると、「やってみたい」と目を輝かせている様子。
「みんなでやってみよう!」と声を掛けると喜んで取り組み、指先に集中しながら「こうかな…?」と房をとっていく姿は真剣そのもの。
小さくなっていくブロッコリーを見て驚いたり、うまく割けなくて手伝ってもらったりしながら、一生懸命に取り組む子どもたち。
うまく割くことができると、お友だちに見せながらニコニコと嬉しそう。
格闘の末、うまくブロッコリーの房取りができると「できたよ!」と自慢げな子どもたちでした。

自分たちで房を取ったブロッコリーって美味しいね!


翌日の「花野菜サラダ」には、子どもたちが房取りをしたブロッコリーが入っていました。
「昨日みんなで房取りしたブロッコリーが入っているんだよ」と伝えると、「ほんとだ!」「いっぱいむきむきしたの」と言いながら、嬉しそうにお皿をのぞき込む姿がありました。
自分たちが携わったものは、より一層おいしく感じる様子で、いつもは苦手そうにしている子どもも「おいしい」と言いながら味わっていましたよ。
他のクラスの子どもたちも大きな口で頬張る姿が見られました。
昨日の房取りを、みんなで振り返りながら楽しく食べている子どもたちでした。


自分で手掛けた食材が給食として出されて口にするという「経験」はとても貴重なものです。見て、触れて、嗅いで…など、子どもたちが五感を通じて食べ物と触れ合い、食に対しての「意欲」や「関心」を高めていってくれればと願っています。