体験を大切にした食育

大根の型抜きに挑戦!

わたしたちの園では、さまざまな体験をとおして、仲間と一緒に学ぶ教育を取り入れています。食育も同様で、年齢に応じ工夫を凝らしたプログラムを取り入れています。
「体験を大切にした食育」の第一回目は、大根の型抜きをご紹介いたします。

子どもたちが自らで種を蒔いて育てた大根。その大根を工夫して調理すれば、美味しいだけじゃなく、見た目も楽しい食べ物に変化するんだということを体験から学ぶ目的で、今年は4歳児が担当します。

下ごしらえをお願いしよう!


子どもたちが型抜きしやすいようにするための下準備は、毎日美味しい給食をつくってくださる調理員さんに依頼します。収穫した大根を調理員さんまで自分たちで持っていき、「よろしくお願いします!」と元気にお願いしました。

いよいよ型抜き!


調理員さんが薄く切ってくださった大根を子ども達が型抜きしていきます。
グループに分かれて、友達と順番に楽しい型抜体験!

「食べる時は柔らかいのに型抜きはかたいね!」という素敵な気付きの声も子どもたちから聞こえてきます。力を入れながら型を抜いていき、綺麗に抜くことができると「先生見て、できたよー」と嬉しそうに見せてくれました。

その後は…?


型抜きした大根は、翌日の給食のスープに入れていただきました。
スープの中に自分たちが型抜きした大根を見つけると、とても嬉しそうに見せてくれました。
他のクラスの子どもたちも「お花の大根があった」と大喜び、いつもは大根が苦手な子どももパクパクと食べてくれました。

苦手な食べ物であっても、食わず嫌いな場合もあります。少し手を加えるだけで食べられるようになったり、興味から口に入れる機会を与えてあげるだけで、その美味しさに気づいてくれることもあるんです。
このような食体験を通して、子どもたちの「食」への興味・関心を深めていけるようにしていきたいと思います。