体験を大切にした食育

ワクワク・ドキドキ、サバの解体ショー!

さまざまな体験をとおして、お友だちと一緒に学ぶ食育を!
今回は、1月中旬に5歳児クラスで行った、サバの解体ショーの様子をご紹介します。

毎年恒例で行っており、給食調理業務の委託先である『魚国総本社』のスタッフのみなさんが、子どもたちの眼の前で解体の様子を見せてくださります。
普段、すでに調理された魚を食べ、スーパーで捌かれた状態での魚を目にしている子どもたちにとって、このような体験はワクワク・ドキドキの連続。
魚にも命があり「有難く命をいただく」という感謝の気持ちを持てる子どもたちになってほしいという願いから、このような活動を行っています。

いよいよ解体ショーがスタート!


ホワイトボードの前に、特設の調理台をつくってサバの解体ショーがスタート!
慣れた手捌きでありがなら、子どもたちにもよく見えるよう解体していってくださいます。
大きなサバが捌かれていくと「うわー」と驚いたり、少し目を手で覆い隠してみたり、前のめりになって興味津々だったりと、さまざまな反応を見せる子どもたち。
途中、鯖にもいろいろな種類があることや、体の部位などのクイズも交えてくださる楽しい体験となりました。

じっくり近くで見てみよう!


捌き終わったサバは、調理トレイに乗せて子どもたちの元へ。
丁寧に解体されたサバの骨や身や内蔵を、一つひとつ指差しながらどういう部位なのかなど丁寧に説明してくださいました。
先程までと違い眼前で見るサバ。普段なかなか目にすることのないものを近くで見て感じて、「すご〜い」と興味を持ち、部位の名前やしくみに関心を示している様子。「これが心臓?」などと近くの友だちと声の掛け合いが部屋中にこだまし、しばらく興奮が冷めない子どもたちでした。

解体ショーを終えて…


解体ショーでいつものサバは調理の先生が骨を抜いてくれていたことを知った子どもたち。後日給食でサバが出された時には、「骨が残っていないのかな〜?」と、骨の発見を楽しみながら食べていました。

食物には命があって、それを調理してくれる人がいて、毎日美味しくいただくことができる。子どもたちの感謝の気持ちを育む貴重な体験となりました。

魚国総本社


当法人のすべての園で美味しい給食をご用意してくださる株式会社 魚国総本社
給食メニューでは、「おうたメニュー」や「世界の料理」など子どもたちが喜ぶさまざまなメニューをご提案いただいています。また、2017年8月に当法人が出版した『保育園産の米』でも全面的にご協力いただきました。