きずなカフェ保育の根っこ

大阪観光局からの依頼があり、平成27年5月12日(火)に韓国 保寧市市議会からの視察団19名が来園されました。

4月に引き続き、大阪観光局の依頼があり、今度はお隣の韓国から市議会の議員の先生方と市職員の方々19名が視察のため来園されました。

今回は議員の先生方と行政の職員の方ということで、保育の現場に寄ったご案内ではなく、日本での保育園運営のことや日本でも珍しい立地である当園と隣接しているエスポアール(コミュニティセンター)や公立小学校との連携などを重点的にご案内させていただきました。

まずは、前述のように、珍しい立地である、保育園・小学校・コミュニティセンターとの位置関係をご案内しました。
この時点で、なぜこのような立地になったのか、など様々な質問をいただくほど、熱心に私の案内に耳を傾けてくださいました。


そして次に、保育園の見学へとご案内しました。
子どもたちの朝の集会にお邪魔したところ、「アニョンハセヨ」と覚えたての韓国語でご挨拶する4.5歳児の子どもたちに、視察団の方々からは歓声があがりました。

そして、子どもたちと職員たちが力を合わせて作ったウエルカムカードやブーケをプレゼントしました。

すると、視察団の方は大喜びで、あっという間に子どもたちとの距離が縮まりました。


その後、園内をご案内しました。
見学だけでは飽き足らず、子どもたちとの触れ合いをご希望される一面もあり、保育室の入り、しばし子どもたちとの触れ合いも楽しまれました。

少しの触れ合いの時間でしたが、国籍や言葉は違っても、大人はやっぱり子どもの笑顔には勝てないな、などと今回のご案内を通じて再認識したのでした。


そして施設見学後は場所をお隣のエスポアールの会議室に移して、質問を受けたり、意見交換を行いました。

保育園のことだけでなく、幼稚園やこども園のことにも言及するほど話は深まりを見せ、予定していた時間を大幅にオーバーするほどかなり多くの質問が飛び交いました。
あまりの熱心さに、私も感服してしまいました。


今回の訪問は突然のお話だったために、準備は先月の台湾の視察団の時のように十分な時間がなかたのですが、グリーティングカードやブーケの制作を職員だけでなく子どもたちもお手伝いしてくれたり、当日の準備も進んで職員たちがしてくれました。

「もう2回目ですから、時間がなかったけど少し余裕がもてましたよ」とある保育士の一言。


もうすっかり、余裕ができ、おもてなしも身構えずにすんなりと実践できるようになってくれていました。

最後の別れのあいさつの際には、何人もの方が私に握手とお礼を言いに来てくださいました。

言葉は通じませんでしたが、前回同様に今回も気持ちが通じ合ったのだと実感したひと時でした。

最後に視察団の方々から、大阪観光局を通じてこのような感想をいただきました。

・園児からの思わぬ歓迎やプレゼントが、たいへん嬉しかった!

・園児の笑顔とフレンドリーさが印象に残っている。

・先生方の行動がたいへんエネルギッシュでありパワーを感じた。

・園の施設の各所に工夫が見られ、清潔感にあふれている。



これからも職員一同、まごころのこもった保育やおもてなしを心がけながら仕事に臨みたいと思います。


(文責:園長 田中啓昭)


カテゴリー

アーカイブ