きずなカフェ保育の根っこ

ねやがわ寝屋の森こども園ぞう組(4・5歳児)の4歳児クラスにて法人内公開保育を行いました。

今回の公開保育では、ねやがわ寝屋の森こども園ぞう組(4・5歳児)の4歳児クラスで折り紙制作を行いました。

幼保連携型認定こども園 教育保育要領  
<満3歳児以上の園児のねらい>表現:(7)を参照し、
・季節の行事に親しみを持つ。
・折り方の説明をしっかりと聞いて集中して取り組み、考えたり、工夫したりしながら制作することを楽しむ。
ということをねらいとした活動が行われました。


折り紙制作では、季節の行事に合わせて節分の鬼をテーマとして行われました。
はじめに、子どもたちに節分について問いかけながら話をし、みんなで一緒にイメージを広げていきました。

折り方の説明を聞くときには、しっかり前を見て担任の話をよく聞き理解しようとする姿が見られ、いくつかの工程がある中で、自分自身で記憶し同じ形になるように試行錯誤しながら工夫して折り進めていました。

今までの折り紙制作の積み重ねを経て、角と角を合わせて丁寧に折り進めていく姿や、しっかりと折り目がつくように力を込めて折っていく姿もありました。


折り紙を折り進めていく中で手指の発達はもちろんですが、丁寧に折り進めていくことで集中力や、難しい手順であっても諦めない忍耐力が養われます。
また、完成形をイメージしたり色彩を考える想像力や思考力であったり、四角の紙1枚が様々な形に変化することで空間認知の力もつきます。

どれも折り紙というひとつの遊びの中で楽しみながら、そして、友達と一緒に切磋琢磨し教え合いコミュニケーションをとりながら養われる力です。

今回の活動の中でも、隣の席に座っている友達が折り方の壁にぶつかり困っていると、教えてあげる姿もあり心温まりました。
今後も、ひとつの遊びの中から様々な力を育んでいけるよう、子どもたちと共に楽しみながら成長を見守っていきたいと思います。


保育終了後には、実施者・見学者で気付きや意見を出し合う話し合いの場を設けました。
そして、話し合ったことを3園で共有し、よりよい教育・保育にどう生かしていくことができるかを話し合いました。

幼児クラスの中でも、3歳児・4歳児・5歳児では発達段階も様々であり、工程の難易度にも違いがでてきます。
そのことを踏まえた上で、折り紙を通して上記にも挙げた力が養われるようにするには、どのように活動に取り組んでいくべきかを考えていきました。
そして、年齢に合わせた工程や、子どもたちが折り紙を折りたいと主体的に取り組めるような環境づくりを3園で共通理解していきました。


今後も公開保育を通して、3園の意見交換の場を設け、お互いが協力してよりよい教育・保育を行っていけるよう努めていきたいと思います。

(文責:保育リーダー 萩尾紗帆)


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