きずなカフェ保育の根っこ

令和元年12月11日(水)高槻双葉幼稚園で行われた 『新・保育環境評価スケール(1)3歳児以上』 を使った 保育評価実習研修に参加いたしました。


 『保育環境評価スケール 幼児版』とは、アメリカで開発された保育の質を総合的に測定するスケール「ECERS(エカーズ)= Early Childhood Environment Rating Scale」の日本語訳版で、その訳者である同志社女子大学教授の埋橋玲子先生よりお声がけをいただき、今回の研修に参加させていただきました。
 8月に参加した「評価スケールレクチャー」では、『保育環境評価スケール』の指標に基づいて質の向上に力を入れてこられた園の保育実践の報告を聞くことができ、たいへん刺激を受けました。
そして今回は我々参加者自身が保育・教育の現場で保育環境や保育者の関わりを観察し、『保育環境評価スケール』を実際に使った評価実践を行いました。
 観察させていただいたのは、高槻市にある認定こども園「高槻双葉幼稚園」の5歳児クラスで、主に室内・戸外での自由あそびの様子を観察いたしました。
子ども達はそれぞれ友達とやり取りを交わしながら、あるいは一人で没頭し、夢中になって遊び込む姿がたくさんありました。
このように子ども達が思い思いに遊び込める環境の中で、子ども達が感じたことや発見したことがたくさん展示されていたり、遊んでいる中で子ども自身がその活動をさらに広げたり深めたりしていけるようなちょっとした工夫が散りばめられているのがたいへん印象的で、そのような現場を目の当たりにできたことが私にとって大きな学びとなりました。


 この度の学びを私たちの教育・保育の現場でも活かせるよう『保育環境評価スケール』の指標に基づき、私たち保育者の子どもに対する関わりを含めた保育環境の見直しと整備を進め、教育・保育の質向上に努めていきたいと思います。

(文責:保育マネジャー 木下千夏)


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