園からのお知らせ


令和7年1月16日(木)にねやがわ寝屋の森こども園で公開保育を行いました。

公開保育では、当法人が所属する保育総合研究会の全国の保育園・認定こども園 理事及び園長の方々より評価をいただくに加え、寝屋川市保育課の方や寝屋川市児童民生委員の方々、宇谷小学校 校長にお越しいただき、法人の取り組みを地域の皆さまにもご理解いただく機会としました。

公開保育の目的は、教育・保育の質の向上です。
第三者の目を通して保育を見つめ直すことで、課題に気付き、改善に役立てることができます。当日だけでなく、事前・事後の協議を行うPDCAサイクルによりこれまでなかった視点も含めた評価をしていくことで教育・保育の質の向上を目指します。



寝屋川市は、「ねやっCoエージェンシープログラム」という就学前教育・保育プログラムを策定しており、子ども達が自分で考え、判断できる自立した人間への成長を支え、在籍する施設に関わらず、すべての寝屋川の子ども達が、多様な活動を楽しみ、達成感を味わいながら「主体的・対話的で深い学び」につながる基礎を培うことを就学前の教育・保育から目指しています。

今年度の公開保育のテーマは「主体性を育む」です。ぞう組の4歳児と5歳児で公開保育を行いました。


ひらひらのスカートってどうやって作ろう?


4歳児クラスの教育・保育内容は「オリジナルの服を作ろう」です。
パリオリンピックがきっかけで世界に興味を持った子どもたち。
世界について調べるうちに「民族衣装」への関心が深まり、そこから服作りへと発展していきました。

公開保育当日までに話し合いなども重ね、服作りへの試行錯誤を繰り返してきました。
当日は様々な材料に触れるなかで子どもたち1人ひとりが主体的に活動に取り組む姿が見られました。


どんな服を着てみたいかな?


みんなはどんな役割をする?


5歳児は「節分について 行事を企画しよう」です。
年長児になってから様々な行事で役割を持って取り組んできました。
そこで今回、節分の豆まき行事について1から子どもたち自身で意見を出し合う機会を持ちました。

サークルになって意見を出し合ったり、少人数のグループになってさらに意見を深堀りしたりと、「豆まき」へのイメージを膨らませていきました。
友達の意見も聞きながら1つの行事に向けて協力し、一緒に活動する楽しさを感じてくれていたと思います。


楽しい豆まきって?オニ役をやってみたい!


公開保育の後に行われた協議会では、保育内容の振り返りを行い、保育総合研究会の方々からの評価とアドバイスをいただきました。
第三者の方々のご意見をいただく事で、自身の保育を見つめ直す機会となるだけでなく、新たな試みのきっかけにもなり、今後さらに当法人での教育・保育の質を高めていくための貴重な時間となりました。



今後も当法人が掲げる教育・保育目標、教育・保育のねらいを達成する為に、現状にとどまらず常に新しい視点と専門性を持って子ども達と歩んでいきたいと深く感じた公開保育でした。

(文責:主幹保育教諭 小松富貴)