平成26年度 苦情・要望対応結果報告
カテゴリー:苦情・要望対応結果報告
平成26年度にお寄せいただいた苦情・要望についてまとめました
当園では苦情・要望をいただいた際は「苦情は宝である」との想いのもと職員間の情報共有、朝礼または会議での共有はもちろんのこと下図のような対応票に解決までの経緯を記録し、過去の記録もさかのぼっていつでも閲覧できるよう保管しています。
平成26度は4件の苦情・要望がありました。
1.9月27日開催の運動会について、8月18日に運動会の服装についてプリント配布したところ、指定された上下白のTシャツズボンは時期的に売ってなく、もっと早くプリント配布をしてほしかったことと、今後園指定の制服、制帽、リュック、体操服を使用することに疑問をもっているという内容について
2.ある先生がこわいと家で言うのですが・・・
3.英語参観の時に友達が、椅子に足をかけ自分の子どもが立てなくするような行動をみて日頃の友達との関係も心配になり担任に相談したところ、担任の対応が相手の友達ばかり擁護し対応が良くなかった。担任が自分の子どもを好きではないのではないかという印象を受けた。また給食セットが全く汚れていないような気がして、給食を食べてないのではないかと思った。
4.スモックの色について男の子が青女がピンクとわけるのは男女の性差(別)意識をうえつ けるのではないか、スモックの色を男女で同じ色か個人で選べるか検討をしていただきたいのですが・・・
1.について・・・上下白または園指定の体操服と案内はしているが、ワンポインとやプリント柄が入っていても良いことをお伝えしご理解いただきました。また白がなければベージュやグレーなどのものでよく、わざわざ購入してほしいわけではないことをお伝えいたしました。この件について対象クラスにはプリントの内容を詳しく記載し直し、後日改めてプリント配布いたしました。
園指定の体操服や制服については、当園ホームページにも園指定のものを使用している意図を記載していることをお伝えしたうえで、制服は連帯感を強め、自尊心、自立心を形成していく効果があることや、帰属心を形成する意味もあること、そして体操服は運動会以外でも運動あそびなどでも着ることをお伝えしました。今後進級に際しリュックや制服などの購入があることもお伝えしました。今後も不明なことは担任にお気軽にお問い合わせくださいとお話させていただきました。
2.について・・・担任が話をしても全く応答がなかった為、「自分の気持ちを伝えてね」と繰り返し言った結果、子どもにとって先生が怖いという思いになったようで、子どもに担任から「嫌な思いをさせてしまってごめんね」と謝り、担任の気持ちを伝えた。その日から明るくお話してくれるようになった。保護者には園での状況を詳しくお伝えすると「これからも教育してください。」と言われ、「子どもの気持ちにより添いながら、保育させていただきます」とお話させていただきご理解いただきました。
3.について・・・担任が保護者の話を最後まで聞く前に友達を擁護してしまい、不快な思いをさせてしまったので、最後まで話を聞くようお詫びいたしました。日頃の子どもの関係は良好で保護者の思いに共感しながら、安心できる様子をたくさんお話させていただき、ご理解いただきました。担任が子どもを好きではないかということについては、そのような事は決してないとお伝えいたしました。また給食の件もきちんと食事されていることをお伝えして、ご理解頂きました。
4.について・・・男の子だから、女の子だからという性別による役割を決めてしまう社会的、文化的に形成された性別(ジェンダー)の概念の見直しが広がりつつあることをふまえ検討し、今後は緑色に全園児統一致しました。全保護者へは遊び着の変更についてプリントを配布いたしました。
1.2.3の苦情・要望は直接担任や苦情受付担当者へ申し出で、4は当園の苦情・要望受付ポストに匿名で投函されておりました。
第三者委員や運営適正化委員会等への苦情申し立てはありませんでした。
これからも子どもだけでなく、保護者の皆様と向き合いよりよい保育所運営を行っていけるよう邁進していきたいと考えております。
今後とも寝屋保育園をどうぞよろしくお願いいたします。
(文責:園長 田中 惠美)