きずなカフェ保育の根っこ

大阪府立高等学校の初任者の社会体験研修に当園が受け入れ施設の一つに選ばれ、平成27年7月27日から7月28日の2日間に、府立高等学校の先生が4名が研修に来られました。






研修の目的は「地域における社会体験活動や学校連携等の研修を実施することにより、地域社会との連携を図ると共に教員としての資質向上を図る」と研修の概要にありました。

4名の先生方は「社会体験研修 計画書」に下記のような研修目標をたてて今回の研修に臨まれていました。
・普段、高校では接することのできない0から5才の園児達との触れ合いなどを通して、幼少期の子どもとの関わり方、成長への携わり方を学ぶ。
・今回の研修を通して、保育園の園児達への接し方と高校の生徒たちへの接し方の共通点と相違点を考え、これからの高校での自らの業務への取り組み方を改めて見つめ直す機会とする。

こどもたちのパワーに負けないくらい、鬼ごっこやせみとりなど園庭で元気に遊んで下さったり、膝に抱っこして絵本を読んで下さったり、みなさんとても優しく子どもたちに接して下さったので、子どもたちも人見知りせずに親しみをもって話し掛けていました。

みなさんに紙芝居を読む体験をしていただきましたが、「初めてだったので、上手く読めたかどうか・・・もっと抑揚を付けた方がよかったかな」と言われていましたが、子どもたちの前に立つのは慣れていて、子どもたちも集中して見ていました。








また、行事片付け手伝いも進んでして下さり、学校とは違って、保育園は行事の準備・片付けのほとんどを保育士がすることも体験していただきました。

研修最後に感想を聞きました。
・子ども達がいきいきして、みんなかわいかったです。
・高校生に叱る時と褒める時のタイミングが難しいが、いいこと・ダメなことを子どもたちに分かるように話していたのが参考になりました。
・安全面での妥協がなく、大切な命をあずかっているという意識が高いと思いました。


保育園時代には自分の身辺自立ができるようにすることと、人との関わりの土台になる部分を築いていき、人間形成の基礎になる生きる力を育てています。0から6才の成長の過程を見ていただく事で、高校生にもこんな時代があって今の姿になっていることを感じてもらえたと思います。

私たちも高校の先生とお話する機会がないので、今の高校の授業のことやクラブ顧問の話などを聞く事ができて新鮮でしたし、先生方の頑張りをきいて、負けてられないと思いました。

将来を担う子どもたちに関わる仕事をする者同士と言うことで、それぞれの場所で、これからも子どもたちの育ちの為に努力し続けていこうと思いました。

(文責:保育マネジャー 田中恵理子)


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