きずなカフェ保育の根っこ

昨年より、大阪府の委嘱を受け、大阪府立 北かわち皐が丘高等学校 学校協議会委員をさせていただいております。



学校協議会とは、教育委員会が個別に指定する学校(指定学校)ごとに、当該学校の運営に関して協議するためにおかれ、地域社会や保護者、学識経験者などが運営に関わり、学校運営の改善、発展を目指す機関のことを言います。

当協議会は大学教授や准教授に加えて、中学校校長やPTA会長といった面々の中、少し場違いな私を併せて計6名の委員で構成されています。



そのような中、平成25年1月下旬に開催された協議会に参加してきました。

冒頭に校長先生のお話の中で、府立高等学校再編整備方針について詳しく説明がありました。その話の内容に圧倒されたのを皮切りに、学校経営計画などといった事業運営そのものに関する説明が続き、公立校がこれほどまでに意識を変えて学校を運営しているという事実を目の当たりにした私は驚きを隠せませんでした。

今回の協議会に参加するまで学校経営などは私立校の専売特許だといった思い込みを持っていた自分を恥ずかしく思うのです。

そのような経営・運営意識に加えて、学校側から一方的な運営をするのではなく、生徒や保護者といった利用者の意向を十分に反映し、有識者などで組織するの学校協議会が専門的な見地や評価をもとに学校運営改善を行っていくというのです。

そこまでくると、おなじみのPDCAサイクルなども仕組化されていることは言うまでもありません。

関係者の立場ではありますが、素晴らしい仕組み・取り組みであると感じます。
私たち保育園は一条学校ではありませんが、同じような機関であるという観点から鑑みると、勉強になる部分が多々ありました。

他の委員の方々はそのようなことはないかと思いますが、私自身は委員などといった立場を通り越えて、逆に勉強させていただいているといった思いに駆られてしまうほどなのです。

主観的な思いではありますが、保育業界は運営改善といった視点ではまだまだ遅れていて発展途上である、という感は否めません。

私自身、このような機会に参加させていただくことで、勉強させていただき、そして少しでも社会の役に立てればと考えています。

(文責:理事長 田中啓昭)





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