きずなカフェ保育の根っこ

「発達障害をもつ子どもの保育と支援について」・「子どもの発達のすじみち」という研修に参加させていただきました。

今回「発達」というテーマで、寝屋川市主催の保育士対象研修会に合計4回参加させていただきました。

まず、発達障がいについての研修です。
 
現在、寝屋保育園では障がい児保育をおこなっていません。

しかし、将来的には障がい児保育を取り入れることも視野に入れ、園全体のスキルアップとしての研修会に参加させていただきました。

ここで、私が学んだことを少し紹介させていただきます。

そもそも、発達障がいには軽度のものから重度のものまでありますが、子どもに多く見られるのは、広汎性発達障がいというものがあります。

広汎性発達障がいとは
・ADHD(注意欠陥多動性障がい)
・LD(学習障がい)
・アスペルガー症候群
・自閉症  
を総称しています。

まず、発達障がいの子どもの保育環境の中で大切にしたいこととは、子ども自身が「やりたいことがある」「やりたいことができる」と思えるように、“好きなことを育てていく”といくことが根本にあります。

もし、好きなことから失敗をしても、その失敗をチャンスに変える援助をすることで関係が育っていくのです。

保育園は、何より集団生活を余儀なくされます。そんな集団活動の中で大切にしたいことは、障がい児と健常児では“活動に幅がある”ということを理解し関わることです。


子ども一人ひとりが主人公になり、活動できるように援助することが大切なんです。


この研修では発達障がいの子どもの特徴や関わり方など、事例や簡単なマンガを使って教えていただき、とても勉強になりました。




次に講座3回シリーズで、「発達のすじみち」という研修に参加しました。


子どもを保育するにあたり、「発達」やその発達に基づいた「すじみち」を理解することがとても重要になります。

子どもの発達を学ぶということは、“子どもを正しく理解する”という事に繋がるのです。


子ども自身でのものの見方と、大人によるものの見方には違いがあります。しかし、大人は、子どもは同じ見方をしていると感じ指導しがちなので、見方の違いがどこにあるのか把握しておくことが大切です。


この世に生を受けてから6歳頃までの身体の発達・脳の発達や年齢に合わせた関わり方など、この「発達のすじみち」を講義してくださった先生は、自身の経験や事例をもとに、専門的な表現を交えて教えて下さいました。


まだまだ、発達について教えていただいたすべてを理解することは困難だとは思いますが、子どもたちと一緒に生活する中で、発達の段階を心に受け止めながら援助していきたいと思います。さらにこういった研修には積極的に参加し、スキルアップを図りたいと思います。

(文責:保育スタッフ 西薗友美)


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