きずなカフェ保育の根っこ

平成29年10月16日(月)ねやがわ寝屋の森こども園、もくれん保育園のスタッフ合同で、有馬玩具博物館にて、玩具に関する研修を受けました。

子ども達に数量や色、形の概念を伝える為にスイスのとある玩具を利用して、カリキュラムを立てていこうと、以前より、姉妹園のねやがわ寝屋の森こども園と共同で進めています。


しかし、その玩具の使い方、あそびの提供の仕方を大人たちが知らずとして、子ども達には何も伝えることは出来ません。そこで今回、有馬玩具博物館にて研修を受けに行きました。

有馬玩具博物館は、3階から6階の各階で様々な玩具が展示されており、玩具の歴史から伝統的な玩具や海外の玩具の紹介がされていて、大人も子どもも見入ってしまうものでした。


今回は、5階の『現代の玩具』が展示されてある場所で、研修を開いて下さいました。


主に、積み木のあそび方を教えて頂いたのですが、丸や三角、四角だけに限らず、変わった形の積み木もあり、一目見ただけでは、正直なところ、あそび方がよく分かりませんでした。



ですが、その積木から繰り出されるあそび方は、奇想天外で、大人でも見ていてとても面白く、興味深いものであり、「他にはどんなものが作れるのだろうか?」と考えてしまう程でした。
パフォーマンスを見せて頂く中で、「大人よりも子ども達の方が色々な発想を生み出してくれると思いますよ。」とスタッフの方が言っておられ、同感し、いち早く子ども達にもあそび方を伝え、様々な表情や発想を見せてくれるのではと期待が膨らみました。


また、積み木は個人で楽しむことが出来ますが、複数人、または大勢でも楽しむことが出来ます。そして、音も素敵です。
一つの物を作り上げようと取り組む中で、つい崩してしまう事があります。そんな時、「あー、残念。」といったマイナス的な発言が出やすいかと思いますが、音も楽しめるという点を活かし、「素敵な音が鳴ったね。」と声を掛けると、崩してしまった子どもも「また頑張ろう」と次への意欲にもつながるのではと感じました。

大人の声掛けやあそびの提供の仕方次第で、子どもたちの知的探究心や想像力、意欲など様々な力が左右されるのだと改めて感じました。また、そんな子どもたちの心をくすぐり、あそびの中で楽みながら学びの場と出来るよう、今後も努めていきたいと思いました。


(文責:保育リーダー 高田 里誉)


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