きずなカフェ保育の根っこ


2017年 7月13日 きりん組(3歳児)にて、絵の具を使いアイスクリーム作りを行いました。

今回の研究保育では、幼保連携型認定子ども園 教育・保育要領の第2章【表現】にある「描いたり作ったりすることを楽しみ、遊びに使ったり飾ったりなどする」「自分のイメージを動きや言葉などで表現したり、演じて遊んだりするなどの楽しさを味わう」ということから「絵本に親しみ絵本からイメージを膨らませ絵の具を使って、アイスクリームを表現することを楽しむ」というねらいで取り組みました。



アイスクリームを作りたいという気持ちやイメージが膨らむよう、絵本が大好きなきりん組の子ども達には「ポコポコアイスクリーム」という絵本を見てから絵の具あそびを行いました。

子ども達は、「ピンクはイチゴ!白はバニラ!」などアイスクリーム色の絵の具を見せると、様々なアイスに見立てて楽しんでいました。又、今回は絵の具に少しバニラエッセンスを混ぜ甘い香りを付けて行いました。嗅覚も使いながらアイスクリームのイメージが膨らんでいたようです。筆を使う時には「優しく筆を使う」「美味しそうな匂いだけれど食べない」等のお約束を確認し一人で絵の具を塗ることができていました。



制作中の子ども達は、筆を持ち上げるたびに匂いを嗅いで嬉しそうにしている子や、アイスクリームを上手く積み重ね、画用紙いっぱいになるまで描いている子など、一人ひとりが楽しみながらオリジナルのアイスクリームを作っていました。



 完成した作品は、アイスクリームが溶けないように冷蔵庫に見立てた棚になおして「おいしくなあれ!」のおまじないをかけて今回の絵の具を使ったアイスクリーム作りを終えました。


 今回の制作を通して、自分で食べてみたいアイスクリームをイメージし、一人ひとり違うおいしそうなアイスクリームを描くことが出来ました。夢中で絵の具を塗る子や「これ、おいしそう!」など友達の作ったアイスクリームをみて会話を楽しむ子もいました。それぞれが感じたことを自分なりに表現し、またそれを共有して伝え合うことが出来ました。
 今後も筆、はさみ、のり等の身近な道具の使い方を理解することや、このような造形表現を通して、子ども達の豊かな感性や表現する力を育てていきたいです。

(文責:保育リーダー 田島 綺乃)


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