きずなカフェ保育の根っこ


2017年12月7日 りす組(0.1歳児)にて動物の表現遊びをしました。

今回の研究保育では、幼保連携型認定子ども園 教育要領の第2章【表現】「感じたこと、考えたことなどを音や動きなどで表現したりする」「自分のイメージを動きや言葉などで表現したり、演じて遊んだりするなどの楽しさを味わう」ということからそれらを達成できるよう保育内容を考えました。

まずは、絵本を通してイメージを豊かにし、動物を自分たちなりに表現したり挨拶を楽しむ。
次に、オルガンや保育教諭の歌声を聴き、楽しい気持ちになるリズムに合わせて体を動かしたり、挨拶をして楽しむ。というねらいのもと動物の表現遊びをしました。



はじめに、絵本「たまごのあかちゃん」を読み、お話に登場する動物達に「こんにちは」と挨拶することを楽しんだ後、動物達のペープサートを見せながら保育教諭がそれぞれの動物の動きや鳴き声を真似して見せると子ども達も興味を持って動物の身体表現をオルガンの音楽に合わせて楽しんでいきました。子ども達はヒヨコ、ヘビ、カメ、ペンギン、きょうりゅうになりきって体を動かしながら自由に表現遊びをし、元気いっぱいな子ども達でした。



絵本やペープサートを見ることでイメージを持って、それぞれの動物になりきって表現することができました。子ども達は保育教諭と共に音楽に合わせて動き出し、体で表現する楽しさを感じているようでした。保育教諭やお友達のしぐさを真似たりすることで、簡単なごっこ遊びを楽しめるようになっていきます。

また、動物の表現遊びだけでなく、「たまごのあかちゃん」のお話の中に出てくる「こんにちは!」の挨拶をしながら返事をしたり、「にょろにょろ」「よちよち」等の擬音語を口にすることを楽しむことができました。こうした経験から言葉への感覚を豊かにし、子ども達から言葉を使おうとする意欲を高めました。



今回は、普段の保育でも子ども達が気に入っている絵本「たまごのあかちゃん」に合わせて楽しみながら、豊かなイメージを持って表現することができました。

表現遊びは、乳幼児期の子どもの感性を育んでいきます。感性は感動体験の積み重ねにより、育まれていくと言われています。その為には、保育者が子ども達と共に感動し、子どもに感動する出会いを与える環境を整える必要があります。
今後も日々、小さな感動体験が積み重なっていくような保育を目指していきたいです。

(文責:保育リーダー 田島綺乃)


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