きずなカフェ保育の根っこ

「めざましあそび」の研修会に行ってきました!

研修報告をさせていただく前に…めざましあそびについてお話します。

寝屋保育園ではぞう組(4・5歳児)より、「めざましあそび」という教材を使っています。
めざましあそび」といってもよく分からないですよね。

めざましあそびとは、?話す喜び ?聞く喜び ?考える喜び ?創造する喜びに「目覚める」教材です。
シートやシール、ルーレット…などの教材を使って、遊びながら、自然と「生きる力」を身につけていけるのです。

シートには裏表あって、表(A面)では、先生と一緒に黒板操作をしたり、皆の前で自分の考えを発表しながら進めていきます。裏(B面)では、友達と一緒に自由遊びをします。
教材があるからといってただ単に遊ばせているだけでは、上記の???の喜びに目覚めたり、生きる力が身に付いたりはしません。保育士がしっかりと保育の「ねらい」を理解し、子どもたちが自ら「考えよう」「やってみよう」と思えるように進めていくことが大切なのです。


では、ここから研修の報告です!!

めざましあそびは、目で見て考えるだけでなく、シートの上でシールなどを操作して、手を使って考えるので、思考力が身に付きます。

大切なことは、困難なことも与えてあげる事だと教えていただきました。
周りの大人が先回りして、子どもが迷わないように困らないようにお膳立てすることは、一見子どものためになっているようで、実は子どもの「考える場」を奪ってしまっているのです。
幼少期に困難にぶつかっていない子どもは、大人になって困難にぶつかった時、どうしていいか分からず挫折してしまいます。
ですから、子どものうちから、小さな困難を乗り越える事を繰り返し経験し、喜びを感じることで、自ら困難を乗り切ろうとする意欲がわきます。
かといって大きすぎる困難では子どもは乗り越えられません。失敗の繰り返しは自信を失うことに繋がり、何事にもチャレンジする意欲に欠けてしまいます。
そのようなことから、めざましあそびでは年齢に適した「困難」を与える事ができ、遊びながら、自ら「考えよう」とします。
また、挫折したまま終わらないこと、克服した経験を絶えず持つことが大切だと学びました。

B面では、子ども同士で自由に遊び、遊びを広げたり、友達同士でルールを考えるなどして、コミュニケーション能力も身について行くことができるのです。


こうした「考える力」や「困難を乗り越える力」「コミュニケーション能力」等は、全て「生きる力」に繋がります。この「生きる力」を遊びながら、自然と身につけられる「めざましあそび」は子どもたちも大好きです。


これから、研修で学んだことを生かして保育して行きたいと思います。

(文責:保育リーダー 松井杏奈)


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