きずなカフェ保育の根っこ

大阪観光局から依頼があり、平成29年12月5日(火)に中国南京市の晶貝貝(ジンペイペイ)幼稚園と典雅居(ティエンヤージゥ)幼稚園の2園から12名の方が来園されました。

大阪観光局から依頼があり、平成29年12月5日(火)に中国南京市の晶貝貝(ジンペイペイ)幼稚園と典雅居(ティエンヤージゥ)幼稚園の2園から12名の方が来園されました。

中国では人口削減策として一人っ子政策が長年続いてきましたが、2016年に廃止され、二人まで子どもを持つことが認められる二人っ子政策への緩和に伴って、今後保育ニーズが高まりを見せるであろうということで、日本の保育園から様々なことを学びに訪日されたということでした。


お客様たちの到着を園庭で待ち構えていた4・5歳児の園児たちが「ニィハオ!ファンイン!(こんにちは!ようこそいらっしゃいませ!)」と中国語でご挨拶し、首飾りや歌のプレゼントをすると、北風の吹く中少々こわばっていたお客様たちの表情が、たちまちほころびました。



子ども達による歓迎の時間の後は、施設内の見学です。
普段、幼児に関わってらっしゃる幼稚園の先生方ということで、乳児を預かる施設にとてもご興味があるようで、たいへん熱心に時間をかけ見て回られていました。



施設見学の後は、場所をお隣のエスポアールの講義室に移し、質疑応答の時間を設けました。
幼稚園の園長先生をはじめ、若い先生方からも矢継ぎ早に質問が飛び交い、とても熱心さを感じました。
そしてまた、私たちにとっても自分たちの園や保育を振り返るよいきっかけとなる貴重な時間でした。



お互いの意見交換も含め、予定時間をオーバーするほどの充実した時間を終えると、「お別れのしるしに」と、南京市特産のすばらしい織物の贈り物をいただきました。


今回、お客様をお迎えするにあたり、どうしたらみなさんが喜んでくれるか?ということを子ども達と一緒に考えながら準備を行ってきましたので、みなさんが笑顔で園内を回りながら子ども達と触れ合ってくださる様子に、「おもてなし」の心がお相手に届いたことで新たな”きずな”を生み出せたような気がして、たいへん嬉しく思いました。

今後もさまざまな方との関わりを通して”きずな”を広げ、深めていけるよう、心のこもった保育やおもてなしを心がけていきたいと思います。

(文責:保育マネジャー 木下千夏)


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